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悠一郎の独り言
第40章 2018年02月19日(月)20:33
その後、マスターの車で福岡に戻り打ち上げにつきあってくれました。
近くの居酒屋ですが「熊本マラソン完走おめでとう」とふたりの言葉が心に染みて、うっすらと涙が出たのは秘密です。

「オリンピックで日本中盛り上がってるが、身近な知り合いが頑張ってる姿は誇らしい…」

何度も私のことを絶賛してくれます。
マスターは気分がいいのかお酒が進み、早い段階で酔っ払ってしまいました。

「悠一郎君。今日は本当に感動したよ。もう僕は寝たい…沙羅、あとは頼むよ」

そう言って、ほろ酔い気分で帰っていきました。
私たちは、クスッと笑って少し飲んで私の家に行くことにしまいた。
「マスターが洗濯物とかあるのでやってやりなさい」と言ってくれていたそうです。
ですから、家に帰ると洗濯機を回してくれました。
その間に二次会です。
ビールを注ぎながら「今日は本当におつかれさま」と言ってくれました。
今日は色々と感動することばかりです。

「今日は応援ありがとうございました。まさか来てくれるとは思っていなくて驚きと…うれしさで頑張ることができました。」

「昨日の夜にね。お父さんに悠一郎さんが熊本フルマラソンを走るんだよって言ったら、じゃあ、応援に行こう。店なんて閉めてもいいからって。お父さん。悠一郎さんのこと、大好きなんですよ。」

「そんな事を…マスター……お父さんに感謝しないといけないですね。こおやって一緒にいられる時間も作ってくれたんですから」

そう言うと視線が絡みました。
そしてどちらからともなくキスを…少し酔ってもいるのでキスは深くなる一方です。
男として次に進みたいのですが…なにせフルを走った体です。
言うことを聞きません。
そのまま抱きしめて、沙羅さんの肩に顔を埋めました。

「すいません…身体全体が筋肉痛で…」

「そうですね…あれだけの距離ですから。マッサージしましょうか?」

その言葉にお願いすることにしました。
ベッドに移動して程良い強さでマッサージしてくれました。
特にふくらはぎを押されると痛気持ち良いといいましょうか、いい感じでした。
だからでしょうね。
ウトウトしてしまい、そのまま寝てしまいました。
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