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悠一郎の独り言
第7章 2017年11月16日(木)22:01
「ごめんなさい。お店に団体のお客さんが入ったらしくて父が1人ではさばけないから帰ってこいって…」
慌てた様子で片付けながらそう告げます。
そういう理由なら仕方がありません。
仕方がないのですが…
「あの…先に行ってください…片付けてお店に…もっ…持っていきます」
このまま、さよらなを言いたくない私は勇気をふり絞って告げました。
沙羅さんはびっくりした表情をしていましたが、すぐに笑顔になります。
「迷惑…じゃ…ないですか?」
「大丈夫ですよ…時間はありますので、のんびりと片付けて持っていきます」
その言葉に、戸惑いながらも快く頷いて慌てて帰って行きました。
慌ててと言っても、普通の人よりは遅いのです。
始めに会った時に書きましたが、彼女は足を怪我しています。
怪我というか悪いのでしょうか?
詳しくは聞いてはいませんが、引きずっているんです。
それもあり荷物を持って帰るのは大変だろうと、こういうことを言ってしまいました。
それでも、私は嬉しいのです。
自分から一歩踏み出せたのですから。
些細なことだと思うかもしれませんが、私にとっては大きな一歩なのです。
それから、私の分と沙羅さんの分を片付けて彼女のお店に向かいました。
さすがにふたりぶんは重さがありました。
それでも、そこは男ですから平気な顔をしてお店に行きました。
中に入ると満員御礼状態です。
沙羅さんとマスターが大忙しで動き回っていました。
私に気がついても話す余裕はないようです。
とりあえずは、お客さんの邪魔にならない場所に置いて、忙しく働く沙羅さんに声をかけました。
「そこに置いておきますので・・」
「ありがとうございます…お礼も出来ずにごめんなさい。」
平謝りをしながら軽食を作っています。
この人数分は大変そうです。
断ればいいのにと思うのは素人考えでしょうか…
慌てた様子で片付けながらそう告げます。
そういう理由なら仕方がありません。
仕方がないのですが…
「あの…先に行ってください…片付けてお店に…もっ…持っていきます」
このまま、さよらなを言いたくない私は勇気をふり絞って告げました。
沙羅さんはびっくりした表情をしていましたが、すぐに笑顔になります。
「迷惑…じゃ…ないですか?」
「大丈夫ですよ…時間はありますので、のんびりと片付けて持っていきます」
その言葉に、戸惑いながらも快く頷いて慌てて帰って行きました。
慌ててと言っても、普通の人よりは遅いのです。
始めに会った時に書きましたが、彼女は足を怪我しています。
怪我というか悪いのでしょうか?
詳しくは聞いてはいませんが、引きずっているんです。
それもあり荷物を持って帰るのは大変だろうと、こういうことを言ってしまいました。
それでも、私は嬉しいのです。
自分から一歩踏み出せたのですから。
些細なことだと思うかもしれませんが、私にとっては大きな一歩なのです。
それから、私の分と沙羅さんの分を片付けて彼女のお店に向かいました。
さすがにふたりぶんは重さがありました。
それでも、そこは男ですから平気な顔をしてお店に行きました。
中に入ると満員御礼状態です。
沙羅さんとマスターが大忙しで動き回っていました。
私に気がついても話す余裕はないようです。
とりあえずは、お客さんの邪魔にならない場所に置いて、忙しく働く沙羅さんに声をかけました。
「そこに置いておきますので・・」
「ありがとうございます…お礼も出来ずにごめんなさい。」
平謝りをしながら軽食を作っています。
この人数分は大変そうです。
断ればいいのにと思うのは素人考えでしょうか…