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萌のお姉ちゃん
第2章 萌のお姉ちゃんは離婚して花開いた。
しばらく前に萌達姉妹に不幸があった。
お父さんとお母さん、相次いでがんでなくした。

お姉ちゃんの勤務先の病院で、最後は担当科が違うのに、ずっとそばにいさせてくれた。

最後、身を清めるのもやらせてもらったらしい。

私は?何も親孝行できなかった。ただマンションもらって仕送りで贅沢して・・・

相続に関しても姉妹二人、力を合わせないとならない。家賃収入で贅沢に暮らしていける。

その点ひと回り違うお姉ちゃんは、心強かった。

とりあえず決まったのは、お姉ちゃんはあそこで暮らすことだ。

お姉ちゃんから仕送りが送られることになった。

萌は、バイト代も結構あって、メイクをしてはやりの服を着てホストに通っていた。

もちろん年なんてバレバレだったと思う。だから飲まなかった。
ホストが飲む用に、ボトルを入れていた。

お目あてのバイト先で会う男性が初めて席についてくれた。
彼はまだ後輩格。でも、絶対No.1になると思ってる。


「夏樹です。来てくれたんですね。よく見つけましたね。」


『コンビニの店長が、教えてくれました。私、萌です。』


「そうなんだ。ありがとうございます。」


『あの、指名してもいいですか?』


「ありがとうございます!」

大学を出て、お父さんの建設会社に働いてるらしい。

まじめじゃん。

まだ初めてだから、アフターとかダメですよね?


「あ、俺、まだペーペーで・・・片づけ終わったらでよかったら待合いませんか?」


『じゃあ、ガストでいいや。待ってるね。』

閉店時間までいて、ガストに向かった。

あの人、絶対No.1になる。ほかのホストクラブでも、開店の日に行って、オーナーに誰がNo.1になるか聞かれて、初体験だったらしいんだけど、一生懸命で、その通りになったもん。

セックスして同伴してずっと飲んでアフター行って、セックス出来たらいいのに。
枕営業なのか?ていうか、もう店には行かないから、彼女になりたいな。









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