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萌のお姉ちゃん
第8章 お姉ちゃん〜いつまでもあなたを

首を・・・しめている。目があった。

泣いている・・・首を絞めている。

声が出ない、ちょっと緩めた。


『犯罪者になるわよ!』

首をしめながらモノを動かす。


『あっ、イクッ!』

誰の精子か何て、もうわからない。

イったあとも首をしめている。

(あ・・・終わりだろうか。)

セックスの生涯・・・ふっ、笑みがこぼれた。

男は気持ち悪がって手を離した。

あいかわらず大画面にはこの二人のセックスシーンが流れている。
ああ私、大きな声であえいでるなあ。
監禁されるのかなあ。

あー、桜くんに会いたい。

涙を流していると、男はビール買ってくるといって出かけた。



・・・パトカーと救急車が通りを通過していった。
ケータイがなった。履歴からかけているらしい。
「○○さんのケータイから警察のものです。
どういったご関係で?」


『恋人だった時期もあります。』


「あのですね、すぐに動けますか?
近くの総合病院の救急に来てもらえますかね。」


『うかがいます。』

歩いて15分、その間に桜くんに今までのことを全部はなした。
びっくりしていたけど、これが私の歴史。
桜くんが連れていってくれた。

・・・交通事故

・・・歩行者青信号

・・・82才のおじいちゃんがゆるやかな坂道でスピードを出し、止まれず

○○さんをはねた。

結果

即死。








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