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週末の逢瀬
第4章 情事

尚人が耳元で囁く。
「そこ?」
音になるかならないかという声でその問いに答えた瞬間、なんの前触れもなくぬぷ、と指が挿し入れられた。
唐突すぎる快感に声も出ない。
痛みも抵抗もなく私はそのままゆっくりと尚人の指を根元まで呑み込んだ。
「入っちゃったね。痛くない?」
痛いわけないことわかっているくせに。
尚人の指がそのまま動かないので、もどかしくて私の腰が動く。
「自分で動いて気持ちよくなってるんだね。中も俺の指に吸い付いてるよ」
そんなこと言われても自分の動きだけじゃ思うような快感が得られない。
「お願い。ナカをいじって。いっぱい気持ちよくなりたいの」
泣くような声で懇願した。

