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週末の逢瀬
第4章 情事

力の抜けた私をソファにそうっと横たえて、尚人は「ごめんね、より。俺も限界」とモノをあてがった。
頭では、まってもうむりむりだめ、と叫ぶけど声にならない。
ゆっくりと押し広げられ、小さく喘ぐ。
根元まで押し込むとそのまま尚人が息を吐いた。
その表情と溜め息の振動に私のそこがヒクつく。
尚人の腰がびくっと動き、「だめだよ、より。手加減できなくなる」と呻いた。
そんなこと言われても私は彼のこのやるせない表情と声がいちばん好きなのだ。
ゆっくりと尚人が腰を前後させる。久しぶりの圧迫感が苦しくて大きく息をする。でもこの苦しさが気持ちいい。尚人の形を隅々まで噛み締める。
段々と尚人のそれと私のそこが馴染んできて、力みを逃すようにしていた私の呼吸があ、あぁ、というよがり声に変わっていく。
その声を聞いて大きくゆっくりとした挿入から、深く入れたまま小刻みに奥を突く動きになった。

