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週末の逢瀬
第2章 久しぶりの彼の家

さっきまでいつもどおりだったのに急にドキドキしてきた。
顔だけなんとか振り向きどうしたのと聞く代わりに名前を呼ぶ。
しがみつくようにして私の服に顔を埋めた、彼の片目だけが上目遣いに私を真っ直ぐ見つめてる。
その目を見たら急に泣きたくなった。
会いたかったね、と震え声で言うと腰を抱き寄せられて唇が飲み込まれた。
後頭部がしっかり尚人の手の平に包まれている。
息をしたいのに私も彼の首にしがみついて同じように彼の唇を貪った。
唇の裏側の粘膜が気持ちいい。熱くもなく冷たくもなく、味もないのにこんなに美味しい。
ぬるりと舌と舌が触れると全身が蕩けた。
鼻から声が漏れる。
私の腰を抱く尚人の腕にさらに力が込められる。その力に反応してじわり、と濡れた気がした。
そんなに強くされたら息ができない、となんとか言うとやっと彼が笑った。
「聞こえない」
顔だけなんとか振り向きどうしたのと聞く代わりに名前を呼ぶ。
しがみつくようにして私の服に顔を埋めた、彼の片目だけが上目遣いに私を真っ直ぐ見つめてる。
その目を見たら急に泣きたくなった。
会いたかったね、と震え声で言うと腰を抱き寄せられて唇が飲み込まれた。
後頭部がしっかり尚人の手の平に包まれている。
息をしたいのに私も彼の首にしがみついて同じように彼の唇を貪った。
唇の裏側の粘膜が気持ちいい。熱くもなく冷たくもなく、味もないのにこんなに美味しい。
ぬるりと舌と舌が触れると全身が蕩けた。
鼻から声が漏れる。
私の腰を抱く尚人の腕にさらに力が込められる。その力に反応してじわり、と濡れた気がした。
そんなに強くされたら息ができない、となんとか言うとやっと彼が笑った。
「聞こえない」

