この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛されたいから…
第3章 イルマと南郷と律子
運動なんかまともにした事がない俺ははぁはぁと息切れがして、頭はずっとパニックのままで俺は顔すら上げられないまま、南郷さんに

『だから…、あの…、アイツは幼なじみで…、俺の…、アシスタントで…、モデルで…、だから…。』

とよくわからない言い訳を必死にしてしまっていた。

何やってんだよ…、俺は…!?

何故か俺の頭の中が南郷さんに嫌われたくないという気持ちでいっぱいになり、俺は段々と泣きそうになって来る。そんな俺はいきなりふわっと腰が浮いたような感覚になって何かで口を塞がれていた。

目を開いたままの俺に目を閉じた南郷さんのアップが見えて、南郷さん手に引き寄せられた俺の腰が熱く感じて、南郷さんの舌が優しく俺の口を開かせて来ていた。

俺は南郷さんにキスされている!?

これは完全にパニックだった。パニックなのに南郷さんの舌が俺の舌に絡んで来て、俺の口の中も頭の中も南郷さんだけでいっぱいにされていく。

気持ちがいい…、キスが上手いとか漫画の世界じゃよくある話しだけど、本当に頭がぼーっとして、力が入らないとかいう状況あるんだ。

そんな事を感じながら気づくと俺も目を閉じて南郷さんにされるままだった。

俺は南郷さんとキスしている…

それは俺にはとんでもなく気持ちよくて、ふわふわとしてて、それでいて頭が熱くて南郷さんが抱えている俺の腰もキスしている唇も熱くて、俺はどうしていいのかわからない。

あっという間にエレベーターが1階に着いて、南郷さんのキスが俺から離れたと思ったら南郷さんがエレベーターから俺の手を引いてから1階のフロアに連れ出していた。

一応、ここはオートロック付きの高級分譲マンションだから、1階のフロントには受け付けがあり、そこそこの広さがあって、ジムやプール、サウナに子供用の遊戯室、会議室なんかもあるけれど、もう夜だからほとんど無人の状況だ。

エレベーター前からフロントエリアの隅まで俺は南郷さんに連れて行かれ柱の影に俺の背中を押し付けるように南郷さんが俺を押し付けて来ていた。

これって…、壁ドンッて奴!?

まだそんな風にパニックのまま俺の口を南郷さんがまた塞いで来ていた。南郷さんの強引な2度目のキスに俺は完全に身体の力が抜けて南郷さんに必死にしがみついているだけだった。
/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ