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埋み火
第3章 跳ね火
 いくら実年齢より若く見えると言っても、疲れも翌日に残りやすいし化粧品もエイジングラインに変えている。

 時代はすでに若い人たちのものだ。

 そんな年齢になってしまった霧子には博之の言葉は嬉しかった。


「それに、俺のために、努力したんだろ?」

「そうよ……お尻が好きって言うから、わざわざスクラブとか買ってきて、毎晩お風呂でマッサージしてるのよ」

「スクラブって何だ?」

「そこから言わなきゃだめ?」


 呆れていると、何やら花びらの奥にとがったものがつんつん触れる感覚があった。


「四つん這いでクリを舐めると、鼻がアソコに入っちゃうんだな」

「うん、ンッ」


 博之が肉芽に舌を這わせるたびに鼻先が入口にしょっちゅう入りこみ、そのたびに霧子は舌とも指とも違う尖ったものに刺激されてひくひくと喘ぎながら尻を振った。


(そうね。最近ちょっと博之に脱がされるのもいっぱいエッチするのも慣れてきてたから、こういう下着もいいかも)


 こういう関係だからではないが、常に新鮮で新しい発見がある女でいたい。

 会う頻度が少なければマンネリ化も遅いだろうと思っていたが、たった数度のデートでも集中的に抱かれているから、注意しておかなければそのうち燃えなくなるだろう。

 博之に飽きられるのもいやだし、自分も慢心せずもっときれいになって誘惑してやりたい。
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