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埋み火
第3章 跳ね火
 そして博之は完全に霧子に床惚れしていた。

 最初からいい体だと思ったが、デートのたびにどんどん感度も上がっていくし具合の良さがとどまるところを知らないほど高まっている。

 じゅっ、と大きな音を立てて博之は霧子のあふれる蜜を吸った。

 さっきからだいぶ指でかき出してはすすった気がするが、霧子の豊かな水源は枯れるということはなさそうだ。


「きりのアソコって無臭だよな」

「自分の匂いがいやだから、ちゃんとしっかり洗ってるのよ」

「今度、洗わないで来いよ。ぜんぶ舐めてやるから」


 男は女のそういう匂いが好きなんだぞ、と言いながら博之が今まで見るだけにとどめていた、後ろのすぼまりを軽く触った。


「きゃあっ! だめ!」

「やっぱり、ここはいや?」

「いやよ。旦那ともしたことがないし、触らせたこともないわ」

「旦那が知らないなら、俺が最初に挿れたい」

「ええ……っ」

「うそだ、こっちに興味ないから。でもたまに触らせろ」

「汚いわよ」

「ううん、全然。匂わないって言ってるだろ」


 人差し指でぽんぽんとタップするようにそのすぼまりを刺激しながら博之は最後に丹念に舌を使って真珠を愛撫してやった。

 膣の奥で指を少し曲げてよさそうな場所を探してやると、普段よりも霧子は気持ちよさそうに尻を振り、たまにぴくぴくと小さく体を震わせた。

 次もまたここを触るだけは触ろう、と博之は思った。

 後ろからの眺めはひとまず満足したので「もういいよ」と霧子を仰向けに寝かしてやる。

 すっかりクロッチ部分が愛液にまみれた、自分を楽しませてくれた下着を引きおろした。


「はい、Tバックは終わりね」

「おしまい?」

「うん。今度はきりがして」
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