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埋み火
第3章 跳ね火
「言ってみろ、今どんななの」

「やあ、あぁ……ン!」

「言わないとやめちゃうぞ」

「……すごく、気持ちいい、やめないで、もっとして」


 博之は霧子の中のMっ気が覗いたのを見出して、楽しそうにゆっくり腰を振る。

 わりと下ネタも言うし、博之のペニスを締め上げて動けないでいるのを見て楽しむところがある霧子だが、こうしてセックスの最中に恥ずかしい姿勢を取らされたり台詞を言わせられるといっそう感じてしまうらしい。

 年上の、気が強い妻にはついぞそんな台詞を吐いたことがないおとなしい博之だが、霧子には年上ぶったり、恥ずかしがって悶えるような命令をして楽しんでいる。


「どうしてほしいんだ」

「ん……」

「ほら、言え」


 腰と指の動きをぴたっと止めてしまうと、霧子が腰を動かして指に肉芽を押し付けてきた。


「あ、ああっ……もっといじって、いじりながら大きいの、ひろの、硬くてすごいのをちょうだい……」


 まるでスポーツ紙のピンクページにあるような言葉だと思ったが、そんなセリフを実際に女から言われるのは悪くない。

 自分が絶倫のテクニシャン男にでもなったような気分だ。


「硬くて大きいのが欲しいのか」

「う……ん、ひろの、硬いの、いっぱい動かして!」

「よく言えました。ご褒美にいっぱいしてあげましょう」


 指を重点的に動かしていたので少し休息を取って持ち直すことができたため、さっきよりも大きく腰を打ちつけて肉芽いじりとともに再開すると、霧子が「だめ、だめ……」と 左右に首をぶんぶんと振りながら、両足をじたばたしはじめた。


(え? 何だ、この反応)


 博之が戸惑いながらも手と腰の動きを止めないでいると、やがて霧子は目をぎゅっとつぶり、眉根を寄せたまま今までで一番大きな、部屋の外まで聞こえそうな声で叫んだ。


「あっ、あっ、あああああっ!」
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