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埋み火
第1章 忍び火
(もうちょっといじり続けたら、イくのかな? でも俺が我慢できないや、もう)


 霧子は体つきや唇もエロティックだが、こうして感じてしまっているときの顔がとりわけよい。

 左右に頭を振り、喘いでいるのを見ていると博之はたまらなくなってしまう。


「今度は俺の、舐めて」

「ん……」


 先ほど改札で会ったときから比べればずいぶんのろのろとした動作で霧子は起き上がり、かわりに寝ころんだ博之の上に覆いかぶさって口づけてきた。

 舌を深く挿しいれて博之の歯茎や歯列の裏を舐めてゆく霧子独特のディープキスに最初博之は驚いたものだが、柔らかい唇で執拗に吸いついてくれるのが気持ちいい。

 霧子の重みを感じながら主導権を握られたディープキスを味わっていると、片道一時間半以上にも及ぶ通勤地獄と午前中のくだらなかった会議の疲れが溶けてゆく。


 口づけながら霧子が右手で博之の乳首をつまみ、弄びはじめる。


(うぅっ……)


 博之は女性に乳首を触ったり吸ったりしてもらうのが好きだが、今まで誰にもろくに要求できていないし応えてももらえなかった。

 霧子も初めて言われたので、どうするのがいいのかわからないまま愛撫のコースに加えている。

 霧子はこのようにリクエストに応えてくれるのが嬉しい反面、優しいから前の旦那にいいように支配されてしまったのだろうなという心配もある。


 博之の嗜好……愛撫されたい箇所の願望はそのように女性に理解してもらえなく、特に二人目の子供を作る際などただの射精する作業としか思えないようなセックスだった。

 だが、キスしながら霧子の華奢な手が博之の頬、肩、二の腕と降りてくると、博之は今まで知りえなかった世界へ導かれるようでぞくぞくする。

 自分なりにネットで調べて男の性感帯を理解した霧子は二の腕に手を添え、唇を離すとそこをさすりながら舌先で博之の乳首を刺激しはじめた。

 少し頭を起こして見てみると、霧子が何ともいやらしい顔で乳首を吸ってくれているのが見える。

 伏し目がちだと女性は美人に見えるというが、それを除いても霧子の大きな瞳と長い睫毛は唇ほどセクシーでないにしても気に入っている。

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