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埋み火
第2章 熾し火
「うぅん、霧ちゃん、好きやぁ」


 霧子が抗わなくなったのを自分に都合よく解釈したのだろう。

 白い乳房を揉みしだきながら賢治の舌はいっそう霧子の口内で暴れまわった。

 問答無用でタイトスカートと白いパンティーを一緒に引きおろし、霧子をまったくの裸にしてしまうと体を起こし、息もいっそう荒く自分の衣服を脱ぎだす。

 あまり好きでもない男の全裸は見たくないと思ってしまった霧子は「賢治さん、明かり消して」と頼んだ。


「ん、恥ずかしいんかい?」

「うん」

「そかそか」


 裸に剥いた女をこれから好きにできる高揚感を隠しきれない賢治は上機嫌で、黒のトランクス姿で腕を伸ばしベッドサイドのスイッチを押したら自分の下着もさっさとおろしてしまう。

 結局、霧子の服も自分の服もすべて床に放り捨てた賢治は再び霧子の上にのしかかった。


「ぜんぶ脱いじゃったよ、霧ちゃん」


 霧子の白いふとももに今度はむきだしのたけり狂う肉の塊をまた擦りつけてきた。

 ぬるっとする液体がなすりつけられる。

 賢治は霧子のか細い首筋にむしゃぶりついては秘壺の中を指で夢中になってかき回した。
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