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埋み火
第2章 熾し火
 さすがに興奮した賢治が膣に指を二本入れようとしたとき、耐えきれなかったのか霧子が小さな悲鳴をあげたため、慌てて踏みとどまった。


「ごめんごめん、痛かったか」


 霧子の頬をつたう涙がその痛みで出たものと勘違いしている賢治は頬にキスしてそれを吸った。

 思っていたよりも霧子の体が華奢だったので、早く挿入して征服したい気持ちに少しブレーキをかけ、ゆっくりと中指を出し入れするようになった。


(霧ちゃんのアソコ、キツキツやな。これは相当、気持ちよさそうや)


 男性自身のサイズに個人差があるように女性自身にも違いがあるとは知っていたが、とりたてて小柄でもない霧子の狭さと締まりは格別で、具合のよさを想像するだけで涎が出そうだった。
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