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忘れられし花
第8章 悪夢の再来
「谷山」
やがて光はいつになく真剣な表情で奏を呼んだ。背筋を伸ばし、姿勢を正すと奏の方を向く。そしていつもは固く閉ざしている目を開け、見えない澄みきった水色の目で奏を見た。
「どうか私を抱いてください」
元久に辱しめを受けながらも、体が反応してしまう自分自身が汚らわしいと言った光。その光がわざわざ奏の体を求めてきたことに、奏は驚きを隠せなかった。
「……わかりました」
光は、奏と体を重ねることで、何かを確かめたがっている。奏にはそんな気がしてならなかった。
やがて光はいつになく真剣な表情で奏を呼んだ。背筋を伸ばし、姿勢を正すと奏の方を向く。そしていつもは固く閉ざしている目を開け、見えない澄みきった水色の目で奏を見た。
「どうか私を抱いてください」
元久に辱しめを受けながらも、体が反応してしまう自分自身が汚らわしいと言った光。その光がわざわざ奏の体を求めてきたことに、奏は驚きを隠せなかった。
「……わかりました」
光は、奏と体を重ねることで、何かを確かめたがっている。奏にはそんな気がしてならなかった。