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永遠に見えた世界
第5章 狂いそうだ…
俺はなんとなく美奈との約束を思い出す。今俺が暇つぶしに使っている女は3人。2人は2度と連絡しないとだけ携帯でメッセージを入れたら2人ともわかったと返って来た。

後の1人は佳代子だ。御剣の親父の女であるママの顔もあるからまだ話しをしていない。俺は佐伯に今夜は結城に運転させろと指示をしてから良二と佐伯を連れて3人で新地のClubに向かった。

店ではママはとりあえず女を6人引き連れて俺達の席に付ける。こっちが気に入らなければすぐに女を替えてくれる。店にいる間は絶対に男に嫌な思いはさせないがママの自論だ。

御剣の親父は女癖は確かに悪いがそういう女の選び方だけは上手い。女の中には当然とばかりに俺用の佳代子がいる。席に付くなり俺は佳代子に

『もう佳代子には連絡はしない。だから俺に連絡もして来るな。』

と言った。佳代子は俺に

『なんでよ?』

と驚愕の顔を向けて来た。

『佳代子に飽きた。』

『嘘よ。』

『なら、お前よりもいい女が出来た。』

『他の女はどんなに作っても構わない。私は最後でもいいから別れるとか言わないで…。』

佳代子はそう言って来る。だけど俺は佳代子はあくまでも暇つぶしであって付き合っていたという覚えすらない。ママにはしばらく俺に女は付けなくていいと俺が言うとママは

『佳代子ちゃん、御剣社長にご迷惑だから由里ちゃんのサポートに行ってちょうだい。』

と言った。佳代子はまだ何かを言いたそうだったが俺は何杯か飲んでから良二達を店に残して先に帰った。

翌日は朝っぱらから俺はイラついていた。佳代子からの電話で起こされたからだ。

連絡して来るなの意味もわからない馬鹿なのか?

俺は今日は予定がある。佳代子なんかに構っている暇はない。だから俺は佳代子の電話を着信拒否にした。

今日の俺は産みの母親、つまり水原の親父の元女房と会う予定の日だ。今の水原の親父の女房は弟の大翔の母親だ。

俺が御剣に養子に出されたのは大翔の母親が水原を大翔に継がせたかったという意思も含まれているって事だ。俺のクソ親父にお袋は一方的に捨てられた女だ。

だがお袋は裁判で俺の養育権を毎月100万で売り飛ばした女だ。娘なら要らない扱い。だけど俺は息子だったから親父はその条件を飲んだのだ。
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