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第6章 本気になれる女

俺は自分がイキそうになって来るのを堪える方が大変だった。美奈の胸を弄りながら美奈の奥を俺は我慢しながら押し続けた。

始めは美奈の身体が胸の先を弄る俺の指に反応をしているだけだ。だが徐々に美奈の反応は美奈の中に居る俺のものへの反応へと変わっていった。美奈の痛みはほとんどなくなったようだ。だけど美奈は

『あぁあ、なんか変。なんか来る。』

と少し悶え俺を締め付けながら自分の腰を更に俺に押し付けて来る。

美奈が俺のものでイク…。

そう思うと有り得ない程に俺は興奮した。正直これだけ美奈の中が気持ちいいと俺も限界だ。

『初めてのくせにまたイクのか？俺もイクから一緒にイケよ。』

と俺が言った瞬間、美奈は自分の新たな快感を求めて腰をベッドから浮かせていた。すぐに

『イクゥゥゥゥッ。』

と美奈が叫んだ。これでやっと俺は腰を振れる。だけど俺もぎりぎりの状態だったからちょっと腰を振っただけでイッちまう。

童貞のガキみたいでみっともねぇな俺。

だけど美奈は俺の腕の中で大人しく溶けたような顔をしている。俺は美奈にキスをして

『まだ別れたいか？』

と確認する。やっぱり美奈は

『別れないです。』

と拗ねた子供のように俺に言う。その仕草が可愛いくて俺は美奈の頭を撫でてやる。

こいつが…、美奈が俺の本気の女だ。

俺はそう考える。

しかし、やっぱり普通女とは違う美奈だ。俺のものが萎えて美奈から抜けた瞬間に美奈はまたしてもこの世の終わりが来たような顔をしやがる。俺は

『お前、またくだらない事を考えてんだろう？』

と聞く。また美奈に別れたいとか言われたらこっちの身がもたねぇよ。

美奈は必死の形相で俺に

『だって、処女だよ？処女を失くしたんだよ？』

と狼狽えながら言って来る。俺はため息が出そうになる。美奈が俺を好きなのら失くしても構わんだろがと言いたくなる。

『お前は俺のもんだから別にいいだろう。』

と俺は美奈に言った。

何故なら美奈は俺の本気の女だから…。

俺は必要なら美奈とは結婚でもなんでもしてやるつもりだと思った。