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乙女たちの精活(セイカツ)
第3章 高校精活(セイカツ)〜大人への階段
「あーーー、あゆみ、いくっ!!」

まだ妊娠3ヶ月、そろそろそろりと八木はあゆみとのSEXを再開していた。


『ああっ、うっ・・・うんっ・・・。』

あゆみの様子がおかしい。


「あゆみ?どうした、痛いの?」

あゆみは体を丸めて下腹部を押さえていた。


『ううっ、わかんない、生理痛の重いヤツみたい。』

あゆみのネグリジェが赤く染まってきた。


「ヤバっ、出血?」


多い日用の生理ナプキンをあてがって、産婦人科へ車を走らせた。


「赤ちゃんの心臓は動いているから。トイレもベッドの上。絶対安静です。すぐ入院手続きを。」


「まじか!赤ちゃん助けてください!先生、お願いします。」


「切迫流産です、安静に、とにかくそれだけです。赤ちゃんの生命力にかけるしかありませんから。」

とりあえず深夜だし、八木は帰宅した。


『痛い・・・!』

歩みはナースコールを押しまくった。


「座薬入れますね、痛み取れてくるから。あと、トイレしびんなんだけど、赤ちゃんの袋が落ちてきてないかその都度確認させてね。」

(赤ちゃんが落ちてくる?)

あゆみには理解出来なかった。着床して心臓も動いてるのに、子宮から出てきちゃうってこと?


夕方になると八木が来て、背中をさすってくれた。

出血は止まらない。

次の日、検診だった。八木が呼ばれた。


「赤ちゃんの袋が、子宮口に引っかかっている状態なんです。残念ながら、流産です。これから処置をします。」


(そんな・・・子供が出来たから結婚したのに・・・。もう少し結婚待ってれば、いずれは流産してサヨナラってことも出来たのに・・・。)

部屋に行くとあゆみが泣いていた。かける言葉すら浮かんでこねえよ。


「あゆみ、残念だったな。」


『八木さんがSEX無理やりするからよ!大事にしてればこんなことにならなかったわ!』


「はぁ?お前、流産を俺のせいにするのか?お前の方が詐欺じゃねえか!子供出来たとか言ってすぐに入籍して・・・それでこれかよ!」


「子供できなきゃ結婚していなかったよ。」


『ひどい!二人で楽しみにしていたのに。またやり直せるさ、とか、言えないの?』


「まあ、とにかく俺のせいにされたことは、忘れないよ。帰る。」

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