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いつも隣に
第2章 春


だが、彼女だから似合う部屋、似合う服なのかもしれない。


彼女は身長が低く細身。
茶髪のボブカットに、目は二重で大きく笑顔も可愛い。
胸も大きくて羨ましい程。



私が彼女を見ていると、いきなり彼女が話始めた。




「私、皆からブリッ子って言われてるの。」


「え?」


「私ね、こんな見た目でしょ?部屋も洋服もピンクと白、可愛い色や可愛い服しか着ないの。」





私と真逆みたいだ。




「性格もね、好きな男性がいたらその人に気に入られようとその人の色に染まりたいって思うし、その人が視界に入るとすぐ隣に行って引っ付いていたくなっちゃうし、もうその人の事しか見えなくなっちゃうの。」



「うん。」



「誰にも渡したくない、取られたくないって思いが強いんだよね。」






彼女はそう言うと眉を下げ笑った。





「でも、それの何がいけないの?好きな人の隣にいたいって思うのは皆一緒だよ。取られたくない、渡したくないっていくら思ってても、自分からアタックして行動できる高宮さんはすごいと思うよ。それでブリッ子だの言っている人は、高宮さんみたいに行動にうつせずにいる弱虫な子なんだよ。」




そう、この言葉は全て私に向けて自分が言っている事。



彼女の性格が羨ましい。
私にもそんな行動にうつせるような性格があれば、あの時何かが変わっていたのかもしれない。



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