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ずっと傍に……
第31章 進むべき道…

「そうなんですけどね…現実的には難しくて」

「その事だったら小林先生から聞いた…ちょっと場所を変えよう。校長室に来てくれ」

その言葉に従って校長室に場所を移した。
友也も一緒に移動して、ここでもお絵かきが始まった。
お絵かきをしていると静かだから助かっている。

「この子が、桜木先生の忘れ形見か…田崎より桜木先生に似てるな」

何も知らない三輪田先生は言う。
そして、それを否定しない私。
色々と説明が面倒だから、友紀也と結婚した事を知っている人には友紀也との子供だと言うことにしている。
じゃなければ、前のパパやママみたいに良い顔をしない事は分かり切っているから。
それに、ユキと友紀也の雰囲気が似ていたから友紀也の子供だと言っても信じてくれる。

「私には似てませんか?」

「う~ん…目元は田崎だな。」

三輪田先生は優しい視線を向けてくれる。
そんな視線を感じながら、友也はマイペースで絵を描いていた。
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