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ずっと傍に……
第31章 進むべき道…
私を見てくれない家族に寂しいと思っても、友也を家族の一員として認めてくれていると思うと寂しくてもよかったと思う。
空白だった8年は、あっという間に埋まった。
そんな時がなかったかのようにパパもママも私たち親子を受け入れてくれた。
会ってしまえば、初孫が可愛くないわけがない。
特にママの友也への溺愛ぶりは半端なく、本当に目に入れても痛くないんじゃないと言うほど可愛がってくれる。
だから週末ごとに実家に帰っては家族団らんを楽しんでいる。
「陽葵…どうした?」
4人の姿を黙って見ていると、そんな私に気がついたパパが近寄ってきて、私の隣に座った。
「幸せだなって…友也とこうやって毎週のように帰って来れてよかったなって」
「そうか??拗ねてるように見えるんだがな」
そのまま友也を見ながら口にすれば、パパは面白そうに口にした。
振り返ってみると、優しく見つめられていた。
「ママたちを友也に取られて寂しいんだろう?そんな顔してるぞ」
いつものように、髪の毛をガシガシ撫でるパパには全てお見通しのようだった。
空白だった8年は、あっという間に埋まった。
そんな時がなかったかのようにパパもママも私たち親子を受け入れてくれた。
会ってしまえば、初孫が可愛くないわけがない。
特にママの友也への溺愛ぶりは半端なく、本当に目に入れても痛くないんじゃないと言うほど可愛がってくれる。
だから週末ごとに実家に帰っては家族団らんを楽しんでいる。
「陽葵…どうした?」
4人の姿を黙って見ていると、そんな私に気がついたパパが近寄ってきて、私の隣に座った。
「幸せだなって…友也とこうやって毎週のように帰って来れてよかったなって」
「そうか??拗ねてるように見えるんだがな」
そのまま友也を見ながら口にすれば、パパは面白そうに口にした。
振り返ってみると、優しく見つめられていた。
「ママたちを友也に取られて寂しいんだろう?そんな顔してるぞ」
いつものように、髪の毛をガシガシ撫でるパパには全てお見通しのようだった。