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ずっと傍に……
第31章 進むべき道…

「あのね…木曜日に小林先生に呼ばれて学校に行ってきたの。」

「小林先生??」

「陽葵の高校の担任だった方ですよ。お元気だった?」

学校行事は殆ど参加できなかったパパは小林先生と言ってもピンとはこなかった。
だけど、ママは直ぐに担任だったと思い出してくれた。

「うん。元気だった。その時にね。非常勤講師で来ないかって誘ってもらったの。校長先生とも話して、私さえよければ来て欲しいって」

そう話すと、パパもママも驚いていた。

「教師に…なるのか?」

「うん…ずっとね。考えていたの。だけど友也が小さかったし諦めてた。…産休に入る先生の代わりだから期限付きだけど、非常勤講師だったら18時までには帰ってこられる。ママにお願い事って…友也なの。18時までには帰って来られるけど、それまでが心配だから放課後は預かって欲しい。ダメかな?」

「…駄目じゃ…ないけど…。一度も外で働いた事がない陽葵が大丈夫なの?先生の仕事って大変でしょう?」
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