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ずっと傍に……
第31章 進むべき道…
矢継ぎ早に質問されて失笑。
それでも、私たちが学生の頃も同じように質問攻めをしていたことを思い出す。
今の生徒と私たちの学生の頃とは、そんなに違わないと安心する。
こちらが真摯に接すれば相手も真摯に受け止めてくれる。
それは変わらない。
「結婚はしてる。子供は小学4年生になる男の子がひとり」
「陽葵先生可愛いもんね。結婚してない方が可笑しいよ。」
「そう言えば。陽葵先生って下の名前なんですね。どうして?」
少し大人っぽいストレートヘアーの子が首を傾げながら聞いた。
「えっと…私もこの学校の出身なの。10年ぐらい前に主人もこの学校の先生をしていて…その当時の事を知ってる先生方もいらっしゃってね…主人の事を桜木先生と呼んでるので私は下の名前で…って事になったの」
「そうなんだ…でも陽葵先生ってかわいい名前だよね」
「だね。そのうち、陽葵ちゃんとか呼ばれそう!」
「陽葵ちゃんかぁ。いいね。陽葵ちゃんって呼んでいい?」
ちゃん付けで呼んでもいいよとは言えず苦笑いをしていると、堀内先生が手をパンパンと叩いて止めに入ってくれた。
それでも、私たちが学生の頃も同じように質問攻めをしていたことを思い出す。
今の生徒と私たちの学生の頃とは、そんなに違わないと安心する。
こちらが真摯に接すれば相手も真摯に受け止めてくれる。
それは変わらない。
「結婚はしてる。子供は小学4年生になる男の子がひとり」
「陽葵先生可愛いもんね。結婚してない方が可笑しいよ。」
「そう言えば。陽葵先生って下の名前なんですね。どうして?」
少し大人っぽいストレートヘアーの子が首を傾げながら聞いた。
「えっと…私もこの学校の出身なの。10年ぐらい前に主人もこの学校の先生をしていて…その当時の事を知ってる先生方もいらっしゃってね…主人の事を桜木先生と呼んでるので私は下の名前で…って事になったの」
「そうなんだ…でも陽葵先生ってかわいい名前だよね」
「だね。そのうち、陽葵ちゃんとか呼ばれそう!」
「陽葵ちゃんかぁ。いいね。陽葵ちゃんって呼んでいい?」
ちゃん付けで呼んでもいいよとは言えず苦笑いをしていると、堀内先生が手をパンパンと叩いて止めに入ってくれた。