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ずっと傍に……
第31章 進むべき道…
「先生をちゃん付にしない!短い時間でも先生には変わりはないのよ。それより、早くお弁当を食べないと時間が無くなってしまうわよ?次は体育でしょう?遅刻したら怒られるよ」
その言葉に生徒たちは、はぁ~いと元気な返事をしてお弁当を食べ始めた。
その様子を見ながら、私たちも職員室に戻った。
「洗礼をうけたようだな」
席に戻ると、小林先生は何があったのか分かっている様に楽しそうに聞いた。
「質問攻めにあっちゃいました。」
「お前たちだってやってただろう?」
「はい。質問攻めされながら思い出してました…」
そう言いながら、お弁当を広げ食べ始めた。
その間にも電話がかかってきて、ゆっくりできない先生たちに驚かされた。
「こんなことはいつもの事だ。今は携帯があるから余計にややこしい。それでもルールもできあがってきて楽にはなったがな…」
驚いている理由を察した小林先生が教えてくれた。