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ずっと傍に……
第32章 変わる日常…

「友也は起きて学校に行ったのか?」

学校に到着して自分の席に着くと、隣の席に座っている小林先生がいつもと同じ言葉を私に投げかけてくる。

「いつもと同じですよ…今日も会話なく始まりました」

そう言って溜息しかでてこない。

「顔を見せるだけマシだと思うことだな…中学2年は多感な年頃だ。反抗期の一種だからそう気にすることはないだろう…そう深く考えるな。ここかはら教師の顔をしろよ」

私の頭に手を置いてワシャワシャする小林先生を睨みつけながら、私は母親の顔から教師の顔に変わる。
朝の予鈴がなると、一斉に教師は立ち上がり自分たちの教室へと足を向けた。

「は~い。チャイムなってますよ。席に着いてください」

まだ友達と話し込んでいる生徒を自分の席に着かせて出席を取る。
全員の返事が聞こえ全員出席でホッとしながらHRを問題なく終わらせて職員室に戻ってきた。
3限目まで授業がないと言ってもすることは山積みで、ゆっくりする時間なんてない。
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