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ずっと傍に……
第32章 変わる日常…
暫く泣き続けると落ち着いたのか、少しスッキリとした顔つきだった。
「分かってたんだよね…純二とは先がないって。陽葵の言う通り、浮気を続ける奴は結婚してからも浮気を続ける。分かってたんだけどね…居心地がよかったからずるずるとね…でも、これで目が覚めた。浮気はされても、自分が浮気…不倫をするつもりはない。…それに良い機会だったのかもしれない」
「良い機会?」
「うん…上司にね。昇給試験受けないかって言われてたんだ。これに受かれば男社員と同じ土俵で戦える。女だからとか言われなくてすむ。今の仕事面白くてさ。結婚しても辞めたくないなって思ってたんだよね。だけど純二との事もあったから色々と考えてたんだけど、これで歩む道が決まった!!私は仕事に生きる!!男に何て負けてたまるか!!」
何かが吹っ切れた物言いだけど心配になる。
このご時世、結婚だけが女性の幸せだとは思っていない。
だけど、死ぬまで独りだと思うと、それは寂しい人生だと思えてしまう。
「分かってたんだよね…純二とは先がないって。陽葵の言う通り、浮気を続ける奴は結婚してからも浮気を続ける。分かってたんだけどね…居心地がよかったからずるずるとね…でも、これで目が覚めた。浮気はされても、自分が浮気…不倫をするつもりはない。…それに良い機会だったのかもしれない」
「良い機会?」
「うん…上司にね。昇給試験受けないかって言われてたんだ。これに受かれば男社員と同じ土俵で戦える。女だからとか言われなくてすむ。今の仕事面白くてさ。結婚しても辞めたくないなって思ってたんだよね。だけど純二との事もあったから色々と考えてたんだけど、これで歩む道が決まった!!私は仕事に生きる!!男に何て負けてたまるか!!」
何かが吹っ切れた物言いだけど心配になる。
このご時世、結婚だけが女性の幸せだとは思っていない。
だけど、死ぬまで独りだと思うと、それは寂しい人生だと思えてしまう。