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ずっと傍に……
第32章 変わる日常…

「ひなっち??」

懐かしい呼び名に振り返ると、大学時代の友達のめぐちゃんがいた。

「やっぱり、ひなっちだぁ~」

一際大きな声で叫びながら私に抱きついて喜ぶそのテンションは大学の時と変わらなかった。

「めぐちゃんは相変わらずだね」

「え~。そんな事ないよ~~。少しは大人になったよ~」

「どこが大人だよ。」

そう言って、めぐちゃんを私から引き離してくれたのは大地くんだった。

「よっ!!久しぶり」

「…うん。久しぶり」

昔と変わらない態度にホッとしながら、私の方が戸惑っていた。
大地くんとは咲の結婚式の時に仲直りはしたけど、志保さんに遠慮してお互いに会うことはなかったから、変な感じ。

「陽葵がここにいるってことは教師になったのか?」

「…うん。色々あって母校で家庭科の教師やってる…」

「そっか…時間ある?少しお茶でもしないか?」

その大地くんの言葉でお茶をする事にした。
めぐちゃんがネットで雰囲気の良いお店を見つけてくれて、ゆっくり話をする。
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