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ずっと傍に……
第32章 変わる日常…
「小林先生に誘ってもらって、最初は産休の先生の代わりで、非常勤講師だったんだけど、その先生がそのまま退職されたから正教員に。今年からクラスも持つようになって色々と大変だよ」
教師になった経緯を話すと大地くんもめぐちゃんもうれしそうに話しを聞いてくれた。
そしてクラスを任されて大変だという話をすると同じだったことを教えてくれた。
「分かる分かる。初めてクラスを持った時、俺もテンパッて色々やらかした。だけど、一番覚えてるクラスは初めて担任をしたクラスなんだよなぁ~」
「私も同じ~~名前も顔全員覚えてるよ~だけどひなっちも教師かぁ~何かうれしい」
「まぁ、色々とあるけどさ。教師になってよかったって思うよ。」
「大変なことの方が多いけどね。」
そう話すふたりは、どこから見ても教師の顔をしていた。
めぐちゃんと大地くんは大学を卒業すると共に教師の道に進んだ。
だから私とは年期も違うベテランの教師。