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第32章 変わる日常…

「俺の所も、あと何年かしたら反抗的になるんだろうなぁ～。女の子だから…父さん嫌いとか言われたら、俺立ち直れない」

頭を抱える大地くんを見て私もめぐちゃんも大笑い。
それに拗ねる大地くんは昔と変わらなかった。
大地くんは早い時期に志保さんと結婚したけど、子供が生まれたのは数年前だと咲が教えてくれた。
中々できなくて、諦めようと話していた時に妊娠できたらしい。

「大地くんの所はいくつ？」

「うち？6歳…」

「あ～…」

大地くんの言葉にめぐちゃんが憐れんだような声を出した。
その言葉にムッとする大地くんの背中をバンバンと叩いて笑顔を向ける。

「早い子なら高学年頃からパパ嫌い病発令するから。」

めぐちゃんは大地くんをいじめて楽しそう。

「そんな事言うなよ～…今でさえ落ち込むのに」

「しょうがないじゃん。女の子が一度は通る道だもん。それも成長の通過点だと思ってあきらめよう！！」

「おまっ！！他人事だと思って」

「うん。他人事だしね」