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ずっと傍に……
第33章 私の幸せ…
あれから高梨先生とのおつきあいが始まった。
恋愛経験が乏しい私は、どんな風につきあっていいのか分からなかった。
学校ではただの同僚として接し、週に1度程度のデート。
それも食事に行くだけに留まっている。
理由は友也がいるから。
相手にしてくれなくても、母親を優先させたいと思うと高梨先生より友也との時間を優先してしまう。
だけど、高梨先生はそんな私の気持ちを理解してくれて合わせてくれる。
「何?またでかけんの?」
夕食準備を済ませラップをして冷蔵庫に入れていると、リビングに入ってきた友也が気だるそうに聞く。
「そう。だから夕食はチンして食べてね」
そう言うと、友也はふ~んと言ってソファーに座ってTVをつけた。
友也にとって私が誰とでかけようと関係ないようで溜息を付きながら高梨先生との待ち合わせ場所に向かった。
「陽葵さん!!」
私が近づくと満面な笑みでかけよってくる高梨先生に、先ほどまで寂しかった心は薄れていく。
あんなに悲しかったのに、自然と笑みがこぼれて高梨先生の手を握ると、ギュっと握り返される。
恋愛経験が乏しい私は、どんな風につきあっていいのか分からなかった。
学校ではただの同僚として接し、週に1度程度のデート。
それも食事に行くだけに留まっている。
理由は友也がいるから。
相手にしてくれなくても、母親を優先させたいと思うと高梨先生より友也との時間を優先してしまう。
だけど、高梨先生はそんな私の気持ちを理解してくれて合わせてくれる。
「何?またでかけんの?」
夕食準備を済ませラップをして冷蔵庫に入れていると、リビングに入ってきた友也が気だるそうに聞く。
「そう。だから夕食はチンして食べてね」
そう言うと、友也はふ~んと言ってソファーに座ってTVをつけた。
友也にとって私が誰とでかけようと関係ないようで溜息を付きながら高梨先生との待ち合わせ場所に向かった。
「陽葵さん!!」
私が近づくと満面な笑みでかけよってくる高梨先生に、先ほどまで寂しかった心は薄れていく。
あんなに悲しかったのに、自然と笑みがこぼれて高梨先生の手を握ると、ギュっと握り返される。