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ずっと傍に……
第33章 私の幸せ…

「陽葵さんはどうでした?俺にはさっぱり…やっぱり10代の恋愛事情を知ろうとするのは無理なんですかね?」

映画を見た後、居酒屋の個室でお酒を飲みながら先ほどの映画の話をする。

「いつの時代も同じじゃないですか?人を好きになる気持ちに時代の変化は関係ないと思います。でも強いて言えば…SEXを煽るような場面は歓迎できませんね。変化は関係ないと言いましたが、感受性は私たちより優れていると思うんです。そんな子たちにあのような場面は…間違った受け取り方をしないといいんですけどね」

お互いが好きだった事を確認したふたりはキスをして、そのままSEXに流れて行った。
男が女の制服を脱がせ覆いかぶさる部分は目を背けたくなる。
もちろん行為は映っていなけど、感じている表情と喘ぎ声は館内に響いて、隣で見ていたカップルは、その場面を見て時々キスをしていた。
そのたびに注意をしたくなったけど、流石にと思い口を噤んでいても、気になって仕方がなかった。
もし、私の学校の生徒だったら、その場で説教は確実だったに違いない。
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