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ずっと傍に……
第33章 私の幸せ…
「そう言えば、陽葵さんは性教育に熱心ですよね。たまに交際している子たちと話していると聞きました。」
「はい。間違った知識で間違ったことをしないように指導しています…まだまだ性教育には尻込みをするんですよね。大事な事…妊娠してしまってから慌てても遅いのに…」
あの時の女の子の事を思い出すと、妊娠して傷つかない前にどうにしかしたいと思い行動を起こしている。
あの時と時代は変わっても性教育に積極的じゃないのは今も同じだった。
「欧米程オープンじゃないですからね。だけど、風当たりも強いでしょう…人がしない事をすると」
「だからと言って見過ごすことはできません。それに…それが私の目指す教育ですから……って話が難しくなりましたね。」
そこで、この話にストップをかけて他の話題をふった。
せっかくのデートに難しい話はしたくなかったし、もっと甘い雰囲気を味わいたかった。