この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第33章 私の幸せ…
本当に帰りたくなくて、一緒にいてくださいと口から出そうになる。
だけど、それをするわけにはいかない。
私は母親で、部屋では友也が待っている。
待っていなくても、帰らなければならない。
「また…近いうちにふたりで会ってくれますか?」
「もちろんですよ。俺は毎日だって陽葵さんと一緒にいたいと思ってます。…もちろん学校で毎日会えますが、学校ではこんな風にできませんからね…」
そう言って、チュッとキスをすると、たまらなくなり抱きあいキスを続けた。
いつ誰か通るか分からない場所で時間が許す限り続いた。
「そろそろ帰りましょう…息子さんが待ってますよ」
名残惜しくも唇を離すと帰ることを促す。
「高梨先生…」
寂しくて名前を呼ぶと、もう一度抱きしめる。
「そんな寂しい顔しないで…手離したくなくなる前に行ってください」
高梨先生も辛そうな顔をする。
一緒に居たくても居れない現状に寂しく思いながら、最後に触れるだけのキスをしてマンションの中に入った。
だけど、それをするわけにはいかない。
私は母親で、部屋では友也が待っている。
待っていなくても、帰らなければならない。
「また…近いうちにふたりで会ってくれますか?」
「もちろんですよ。俺は毎日だって陽葵さんと一緒にいたいと思ってます。…もちろん学校で毎日会えますが、学校ではこんな風にできませんからね…」
そう言って、チュッとキスをすると、たまらなくなり抱きあいキスを続けた。
いつ誰か通るか分からない場所で時間が許す限り続いた。
「そろそろ帰りましょう…息子さんが待ってますよ」
名残惜しくも唇を離すと帰ることを促す。
「高梨先生…」
寂しくて名前を呼ぶと、もう一度抱きしめる。
「そんな寂しい顔しないで…手離したくなくなる前に行ってください」
高梨先生も辛そうな顔をする。
一緒に居たくても居れない現状に寂しく思いながら、最後に触れるだけのキスをしてマンションの中に入った。