この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第33章 私の幸せ…
玄関の前に立つと、頬を両手でパンパンと叩いて、ここからは母親の顔に戻らなければいけないから気合を入れた。
「ただいま」
と言っても返事が返ってくることはない。
リビングに入っても、そこには友也はいなかった。
自分の部屋かなと思って友也の部屋をノックしても返事もない。
「入るわよ」
そう言ってドアを開けようとした瞬間、バンとドアに何かがぶつかる音がした。
何事かと思いドアを開けると、何かが飛んできて横の壁にぶつかって落ちた。
それは雑誌で、友也を見るとベッドの上から投げたのか私を睨みつけていた。
「入ってくんなよ」
冷たい言葉に足が震えた。
何も言えなくて立ち尽くしていると、眉間に皺を寄せている友也はベッドから立ち上がって、私の身体を押して部屋の外に追い出した。
「友也?」
名前を呼んでも返事もしてくれない。
その代わりにドアを力任せに閉め、ドアを蹴飛ばしたのかドンッと鈍い音が廊下に響き渡った。
「…友也…」
唖然とする私は、暫く動けずにドアを見続けていた。
「ただいま」
と言っても返事が返ってくることはない。
リビングに入っても、そこには友也はいなかった。
自分の部屋かなと思って友也の部屋をノックしても返事もない。
「入るわよ」
そう言ってドアを開けようとした瞬間、バンとドアに何かがぶつかる音がした。
何事かと思いドアを開けると、何かが飛んできて横の壁にぶつかって落ちた。
それは雑誌で、友也を見るとベッドの上から投げたのか私を睨みつけていた。
「入ってくんなよ」
冷たい言葉に足が震えた。
何も言えなくて立ち尽くしていると、眉間に皺を寄せている友也はベッドから立ち上がって、私の身体を押して部屋の外に追い出した。
「友也?」
名前を呼んでも返事もしてくれない。
その代わりにドアを力任せに閉め、ドアを蹴飛ばしたのかドンッと鈍い音が廊下に響き渡った。
「…友也…」
唖然とする私は、暫く動けずにドアを見続けていた。