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ずっと傍に……
第33章 私の幸せ…
ドアの前で、友也が出てくるの待っていると、私の顔を見て嫌そうな顔をする。
「…友也…」
その顔を見て泣きたくなった。
だけど、友也は知らぬ存ぜぬで私を睨みつける。
「金」
その一言に千円を握っている手を差し出すと、その千円を取って無言で学校にでかけた。
バタンと閉まる音が、すべてを拒絶されたようで涙が溢れてくる。
小林先生は、どうにかなると言ってくれた。
大地くんは、中学生だから仕方がないと言った。
だけど、それだけで片付けていいのかと不安になる。
この前の講義で、話さないだけならまだいい方だと言っていた。
それが徐々にエスカレートして暴力を振って家庭内暴力に発展する場合もあると。
最悪人を殺めたりする可能性も、今のご時世否定はできないと話していたことを思い出した。
友也の行動も徐々にエスカレートしている。
このまま人に危害を加えたらと思うと怖くて、どうにかなりそうだった。
どうにかしなければと思っても、なすすべがない。
私ひとりではどうすることもできなかった。
「…友也…」
その顔を見て泣きたくなった。
だけど、友也は知らぬ存ぜぬで私を睨みつける。
「金」
その一言に千円を握っている手を差し出すと、その千円を取って無言で学校にでかけた。
バタンと閉まる音が、すべてを拒絶されたようで涙が溢れてくる。
小林先生は、どうにかなると言ってくれた。
大地くんは、中学生だから仕方がないと言った。
だけど、それだけで片付けていいのかと不安になる。
この前の講義で、話さないだけならまだいい方だと言っていた。
それが徐々にエスカレートして暴力を振って家庭内暴力に発展する場合もあると。
最悪人を殺めたりする可能性も、今のご時世否定はできないと話していたことを思い出した。
友也の行動も徐々にエスカレートしている。
このまま人に危害を加えたらと思うと怖くて、どうにかなりそうだった。
どうにかしなければと思っても、なすすべがない。
私ひとりではどうすることもできなかった。