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ずっと傍に……
第34章 見えない想い…
私の眉間を撫でながら言う高梨先生に、私が眉間に皺を寄せていることに初めて気がついた。
笑ってごまかそうとすると、顔が近づいてきて耳元で囁かれた。
「そんな陽葵さんもかわいいですね」
その言葉にポンッと顔が真っ赤になったのが分かった。
何年も甘い言葉をささやかれてこなかった私には心臓に悪い言葉でドキドキが加速する。
そのドキドキを抑えたくて梅酒を一口…のつもりが全部を一気飲みしてしまう。
そんな飲み方をして酔わないはずがない。
店を出る頃にはフワフワと空を飛んでいるような錯覚に陥っていた。
「ちょっ…陽葵さん…危ないですからっ」
道路をフワフワと歩く私の腰を引いて身体をピッタリと寄せてくる。
その温もりが暖かくて高梨先生の方に頭を預けた。
「飲みすぎてしまいましたね」
「はい…とても美味しいお酒が飲めました」
フフフッと笑って告げると、それはよかったと優しく返してくれる。
その姿が愛おしくて、私は高梨先生に抱き付いた。
驚きながらも、高梨先生はそんな私を受け止めてくれる。
笑ってごまかそうとすると、顔が近づいてきて耳元で囁かれた。
「そんな陽葵さんもかわいいですね」
その言葉にポンッと顔が真っ赤になったのが分かった。
何年も甘い言葉をささやかれてこなかった私には心臓に悪い言葉でドキドキが加速する。
そのドキドキを抑えたくて梅酒を一口…のつもりが全部を一気飲みしてしまう。
そんな飲み方をして酔わないはずがない。
店を出る頃にはフワフワと空を飛んでいるような錯覚に陥っていた。
「ちょっ…陽葵さん…危ないですからっ」
道路をフワフワと歩く私の腰を引いて身体をピッタリと寄せてくる。
その温もりが暖かくて高梨先生の方に頭を預けた。
「飲みすぎてしまいましたね」
「はい…とても美味しいお酒が飲めました」
フフフッと笑って告げると、それはよかったと優しく返してくれる。
その姿が愛おしくて、私は高梨先生に抱き付いた。
驚きながらも、高梨先生はそんな私を受け止めてくれる。