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ずっと傍に……
第34章 見えない想い…
付き合う時に、友也と友紀也が一番で高梨先生が一番になることはないと伝えて、それでもと付きあうことにした。
それで今まで我慢をさせてきたのは確かなのかもしれない。
好きな相手の一番になれない。
考えてみれば、それほど辛い現実はない。
だけど、それを変えられないのも事実…
「高梨先生…一番ではないですが…本当なら、嘘でも一番ですと言うんでしょうが…嘘はつけません。それは…高梨先生に失礼だから。それでも…私は高梨先生の事…好きですよ。家族とは違う愛情を持っています」
「陽葵さん…」
「それでは駄目なんでしょうか?高梨先生への愛情と家族の愛情を天秤にはかけられません…ふたつとも質が違いますから…」
良く私と会社とどっちが大切なのという場面をTVで見ることがある。
それを見て思う事は比べる対象じゃないと言う事。
どちらも大切で、比べるには違いすぎる。
それと同じで友也への愛情と高梨先生の愛情は違いすぎて比べようもない。
「高梨先生?」
返事もしてくれない高梨先生に不安になり声をかけると、抱きしめている腕を解かれた。
寂しくなって高梨先生の袖を握った。
それで今まで我慢をさせてきたのは確かなのかもしれない。
好きな相手の一番になれない。
考えてみれば、それほど辛い現実はない。
だけど、それを変えられないのも事実…
「高梨先生…一番ではないですが…本当なら、嘘でも一番ですと言うんでしょうが…嘘はつけません。それは…高梨先生に失礼だから。それでも…私は高梨先生の事…好きですよ。家族とは違う愛情を持っています」
「陽葵さん…」
「それでは駄目なんでしょうか?高梨先生への愛情と家族の愛情を天秤にはかけられません…ふたつとも質が違いますから…」
良く私と会社とどっちが大切なのという場面をTVで見ることがある。
それを見て思う事は比べる対象じゃないと言う事。
どちらも大切で、比べるには違いすぎる。
それと同じで友也への愛情と高梨先生の愛情は違いすぎて比べようもない。
「高梨先生?」
返事もしてくれない高梨先生に不安になり声をかけると、抱きしめている腕を解かれた。
寂しくなって高梨先生の袖を握った。