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ずっと傍に……
第34章 見えない想い…

「タクシーを呼びますね。」

永遠に続けば良いと思っている想いを断ち切ってくれたのは龍也だった。
その言葉に頷いて洋服を手に取って着ても、その動きがいつもより遅いのは帰りたくない証拠。
龍也はタクシーを呼ぶと、そのまま私を抱きしめてキスをする。
タクシーが来るわずかな時間を惜しむように舌を絡ませながら激しくキスを続けた。
おさまりかけていた欲望に火が付いても先に進めないもどかしさ。
私の身体に押し付けられている龍也のモノは硬さを保ち苦しそうで、ズボンの上から擦ると、ビクッと震えた。

「苦しい…ですよね」

「…まぁ…男ですから…それでもどうにかなるものです…今度は時間がある時に…ゆっくりと…」

「…はい。今度は泊まれるようにしてきます」

そう伝えると龍也は嬉しそうに笑った。
そして、タクシー会社からの電話が入るまで抱き合いキスをし続けた。

「下まで送ります」

タクシーが到着した連絡が入り、寄り添って下まで降りる。
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