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ずっと傍に……
第34章 見えない想い…
エレベーターを降り、エントランスを抜けようとした時名前を呼ばれた。
「陽葵…」
「はい?」
足を止めて振り返ると、龍也は真剣な表情で私を見て私を抱きしめた。
「俺は…陽葵より一日でも長生きする…陽葵にもう辛い思いはさせない。それだけは約束する…だから…安心してほしい」
その一言に涙が零れた。
さっきの大将の話ではないが、それが一番望むこと。
私より長生きしてほしい…
「ありがとうございます。…私より一日でも長く生きてください」
そう伝えると龍也はほっとしたように笑った。
それはプロポーズの様はそうでないような…
それでも未来を考えるには十分だった。
そんな話をしていると、ププーとクラクションの音がして慌てて表に出た。
「では、また明日。」
「はい。では明日…」
名残惜しくて、タクシーの運転手がいるにも関わらず、抱き合って別れのキスをした。
「陽葵…」
「はい?」
足を止めて振り返ると、龍也は真剣な表情で私を見て私を抱きしめた。
「俺は…陽葵より一日でも長生きする…陽葵にもう辛い思いはさせない。それだけは約束する…だから…安心してほしい」
その一言に涙が零れた。
さっきの大将の話ではないが、それが一番望むこと。
私より長生きしてほしい…
「ありがとうございます。…私より一日でも長く生きてください」
そう伝えると龍也はほっとしたように笑った。
それはプロポーズの様はそうでないような…
それでも未来を考えるには十分だった。
そんな話をしていると、ププーとクラクションの音がして慌てて表に出た。
「では、また明日。」
「はい。では明日…」
名残惜しくて、タクシーの運転手がいるにも関わらず、抱き合って別れのキスをした。