この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第35章 すれ違う心…
全てを話し終えると小林先生はハァと溜息を吐く。

「じゃあ、その額の怪我は故意だとしても、その手は弾みだと言うわけか?」

「はい…言い争っている時にそうなっただけなんです……それで友也は言ったんです。どうして俺を産んだのかって…俺の存在が迷惑でしかないなら…出て行くって…私の幸せ奪いたくないって…。最後に…生まれてきてごめんなって…私、何も言い返せなかった。違うって…違うって言わなきゃいけないのに…そんな風に思っていたなんて知らなくてショックで…何も言ってあげられなかった…」

話しながら涙が溢れてくる。
どんなに嫌われたって友也が一番大事なことに変わりはない。
拒絶されようと、憎まれ口叩かれようと手離したくないかけがえのない私の宝物…

「一つ聞いて良いか?……高梨先生とはつきあってるのか?」

いきなりの質問に驚いて顔を上げると、どうなんだ?と言わんばかりに睨まれた。

「はい…おつきあいしてます…」

「それだな…」

何もかも分かったように小林先生は口にして溜息を付く。
なにがそれなのか私には全然分からなかった。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ