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ずっと傍に……
第35章 すれ違う心…
出ることはないと思っていた恭平さんは予想に反して普通に電話に出てくれた。
『陽葵?どうした?』
こんな時間に電話をして驚いたのか、少し口調が心配そうに聞こえる。
「あっ…仕事中ですよね。ごめんなさい。…えっと…今、大丈夫ですか?」
『車で移動中だから問題ないけど…こんな時間に電話なんて何かあった?』
「えっと……」
『んっ?ゆっくりでいい…ゆっくりでいいから話してみろ。ちゃんと聞いてやるから』
その優しさにホッとして胸が熱くなる。
何から話せばいいのか分からず言葉を続けられないでいると、小林先生に携帯を取り上げられた。
「突然に申し訳ない。陽葵先生の同僚の小林といいます。友也くんの事で相談がありまして少しお時間よろしいでしょうか…―――――」
小林先生は、私が話した事をそのまま恭平さんに話してくれた。
最後のほうは私から少し距離を取り、何を話しているのか分からなかった。
私から離れて10分程話した後に、通話を切ったスマホを渡された。
『陽葵?どうした?』
こんな時間に電話をして驚いたのか、少し口調が心配そうに聞こえる。
「あっ…仕事中ですよね。ごめんなさい。…えっと…今、大丈夫ですか?」
『車で移動中だから問題ないけど…こんな時間に電話なんて何かあった?』
「えっと……」
『んっ?ゆっくりでいい…ゆっくりでいいから話してみろ。ちゃんと聞いてやるから』
その優しさにホッとして胸が熱くなる。
何から話せばいいのか分からず言葉を続けられないでいると、小林先生に携帯を取り上げられた。
「突然に申し訳ない。陽葵先生の同僚の小林といいます。友也くんの事で相談がありまして少しお時間よろしいでしょうか…―――――」
小林先生は、私が話した事をそのまま恭平さんに話してくれた。
最後のほうは私から少し距離を取り、何を話しているのか分からなかった。
私から離れて10分程話した後に、通話を切ったスマホを渡された。