この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第35章 すれ違う心…
学校から少し離れたコンビニに急いでいくと、恭平さんが珈琲を飲みながら待っていてくれた。
「恭平さん!!」
「お疲れ様。とりあえず行こうか」
恭平さんは何も聞かずに車に乗るように言って、すぐさま車を発車させた。
「今日はすいません。」
車が発車すると一番最初に謝った。
仕事で疲れているのに、わざわざ足を向けてくれたことに感謝しかなかった。
「いや、気にするな。それより怪我は大丈夫なのか?」
「はい。冷やしていたら腫れも引きました」
腫れていた手は未だに痛みは残っていても、見た目には分からないほどになっていた。
額の腫れは髪の毛で隠しているから目立つことはない。
「…恭平さん…今回の事は友也が悪いんじゃないです。弾みで倒れて怪我を…だから叱らないでください」
「別に叱るためにきたんじゃない…話をするのが目的だから心配するな。それにしても派手にやったな」
恭平さんは何もないように笑った。
それだけでほっとするのは、昔から知っているから。
そこにいるだけで、恭平さんの存在は安心感を産む。
「恭平さん!!」
「お疲れ様。とりあえず行こうか」
恭平さんは何も聞かずに車に乗るように言って、すぐさま車を発車させた。
「今日はすいません。」
車が発車すると一番最初に謝った。
仕事で疲れているのに、わざわざ足を向けてくれたことに感謝しかなかった。
「いや、気にするな。それより怪我は大丈夫なのか?」
「はい。冷やしていたら腫れも引きました」
腫れていた手は未だに痛みは残っていても、見た目には分からないほどになっていた。
額の腫れは髪の毛で隠しているから目立つことはない。
「…恭平さん…今回の事は友也が悪いんじゃないです。弾みで倒れて怪我を…だから叱らないでください」
「別に叱るためにきたんじゃない…話をするのが目的だから心配するな。それにしても派手にやったな」
恭平さんは何もないように笑った。
それだけでほっとするのは、昔から知っているから。
そこにいるだけで、恭平さんの存在は安心感を産む。