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ずっと傍に……
第6章 初デート…
白のシャツに細身のボトムと、シンプルするぎる服装に首をひねりながら試着してもなんとも言えない自分が鏡に映っていた。
店員さんが「失礼しますね」と、襟の後ろを少し引き下げて、一番上まで止めていたボタンをデコルテが見えるぐらいに開けた。
それだけでガラリと変わり、大人っぽくなった私が鏡に映る。
その横にスッと先生が立てば、おそろいのような気がして恥ずかしい。
「陽葵は身長があるから、ボトムも似合いますね。」
鏡の中で先生と目が合えば、先生は満足そうに微笑んでいた。
「ではこれをください。着てきた服は持って帰りますので包んでいただけますか?」
財布からカードを出して支払いを済ませようとする。
さっきも見たけど、値札の丸が一つ多かった。
こんなものを先生に買ってもらえないと言っても聞き入れてもらえず、これを着てデートをすることになった。
そのまま商業施設の中を手を繋いで歩く。
絶対無理だと諦めていたのに、先生は躊躇することもなく私の手を取ってくれた。
それがうれしくて『先生』と呼べば、頭で私の頭をコツリとぶつけた。
「ここは学校ではないんです。先生はおかしくはないですか?」
そう言われればそうだ。
それに先生と呼ばれれば余計に人の目を惹いてしまう。
店員さんが「失礼しますね」と、襟の後ろを少し引き下げて、一番上まで止めていたボタンをデコルテが見えるぐらいに開けた。
それだけでガラリと変わり、大人っぽくなった私が鏡に映る。
その横にスッと先生が立てば、おそろいのような気がして恥ずかしい。
「陽葵は身長があるから、ボトムも似合いますね。」
鏡の中で先生と目が合えば、先生は満足そうに微笑んでいた。
「ではこれをください。着てきた服は持って帰りますので包んでいただけますか?」
財布からカードを出して支払いを済ませようとする。
さっきも見たけど、値札の丸が一つ多かった。
こんなものを先生に買ってもらえないと言っても聞き入れてもらえず、これを着てデートをすることになった。
そのまま商業施設の中を手を繋いで歩く。
絶対無理だと諦めていたのに、先生は躊躇することもなく私の手を取ってくれた。
それがうれしくて『先生』と呼べば、頭で私の頭をコツリとぶつけた。
「ここは学校ではないんです。先生はおかしくはないですか?」
そう言われればそうだ。
それに先生と呼ばれれば余計に人の目を惹いてしまう。