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ずっと傍に……
第35章 すれ違う心…

「そろそろいいかな?火を消して食べようか」

火を止めさせ皿を出してご飯をよそおうとすると皿をとられて、全てを友也がやってくれる。
私たちはテーブルに座って、友也が席に着くのを待つだけだった。
カレーを手に友也が席に着き、3人で手を合わせていただきますをする。
スプーンでカレーを口に運び食べていると、友也の視線を感じてるのは感想を知りたいから。
生まれて初めて作ったカレーだから。

「うん。美味しい。友也ありがとう」

「はじめてにしては上出来だな」

私たちの言葉に照れながら、自分で作った初めてのカレーを頬張る。
無言のままかき込む姿を見ながら私たちも食事を進めた。
食事が終わると何も言わずに後片付けまでしてくれて、私の出番は何一つない。
そして片付け終わると何も言わずに逃げるように自分の部屋に籠ってしまった。
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