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ずっと傍に……
第36章 意志を継ぐもの…
仕事帰りにいつのものスーパーに寄って買い物をする。
ひとりだと適当な料理になってしまうけど、教師をやっていると自分の事は後回しになるのは仕方がない。
それでも友也がいた頃は色々と時間を調節して料理を作っていたのが懐かしい。
来週からは、またそういう時間が持てると思うと面倒だと思いながらうれしかった。
とりあえずは、定時に上がれた今日は作りだめをしておこうと店内を回る。
野菜が不足がちだからきんぴらに切り干し大根、おからと野菜中心にしようと野菜コーナーで品定めしていた。
キャベツを手に取りどっちがいいかと重さを比べていると声をかけられ振り返ったら50代後半の女性が立っていた。
その顔に見覚えはないけど無下にもできない。
教師をやっている以上、今まで関わってきた生徒の親がたくさんいて覚えていない事も多いから。
「ごめんなさいね。急に声をかけてしまって…以前…駅前のスーパーに良く買い物に来ていませんでしたか?」
生徒の親ではないと分かって少しホッとする。
だけど、そうなるとこの人はいったい誰なのか。
ひとりだと適当な料理になってしまうけど、教師をやっていると自分の事は後回しになるのは仕方がない。
それでも友也がいた頃は色々と時間を調節して料理を作っていたのが懐かしい。
来週からは、またそういう時間が持てると思うと面倒だと思いながらうれしかった。
とりあえずは、定時に上がれた今日は作りだめをしておこうと店内を回る。
野菜が不足がちだからきんぴらに切り干し大根、おからと野菜中心にしようと野菜コーナーで品定めしていた。
キャベツを手に取りどっちがいいかと重さを比べていると声をかけられ振り返ったら50代後半の女性が立っていた。
その顔に見覚えはないけど無下にもできない。
教師をやっている以上、今まで関わってきた生徒の親がたくさんいて覚えていない事も多いから。
「ごめんなさいね。急に声をかけてしまって…以前…駅前のスーパーに良く買い物に来ていませんでしたか?」
生徒の親ではないと分かって少しホッとする。
だけど、そうなるとこの人はいったい誰なのか。