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ずっと傍に……
第36章 意志を継ぐもの…
お互いに当日の事を思い出し過去に浸ってると、高橋先生は気がついて言葉にした。
桜木陽葵と説明しただけだから、私と蒼の関係を知るはずもない。
「蒼は私の弟です。旧姓は田崎といいます」
そう答えると目を丸くして驚きながら、なるほどと納得する。
「そうなんですね。蒼のお姉さんが桜木先生の奥さんだったとは…でも…あれ?蒼とはそんなに年は慣れていませんよね…」
「蒼とは3歳違いですよ。高橋先生たちが入学した時に卒業しましたから重なってはいません」
そう言いながら、色々な話をした。
友紀也が学校でどういう先生だったのか、知っているようで知らない事ばかりで、友紀也が逝ってしまって20年近く経っているのに知ることができてうれしかった。
まだまだ私の中に友紀也はいて消えて無くなることはない。
「やっぱりこの学校に赴任してきてよかったです。陽葵先生とも会えた…の…桜木…先生…?」
驚きの表情をしながら、私を桜木先生と呼ぶ高橋先生を不思議に見ていると、視線は私ではなく私の後ろを見ていることに気がつく。
そして、横に立っている小林先生まで口をポカンと開けて驚いていた。
桜木陽葵と説明しただけだから、私と蒼の関係を知るはずもない。
「蒼は私の弟です。旧姓は田崎といいます」
そう答えると目を丸くして驚きながら、なるほどと納得する。
「そうなんですね。蒼のお姉さんが桜木先生の奥さんだったとは…でも…あれ?蒼とはそんなに年は慣れていませんよね…」
「蒼とは3歳違いですよ。高橋先生たちが入学した時に卒業しましたから重なってはいません」
そう言いながら、色々な話をした。
友紀也が学校でどういう先生だったのか、知っているようで知らない事ばかりで、友紀也が逝ってしまって20年近く経っているのに知ることができてうれしかった。
まだまだ私の中に友紀也はいて消えて無くなることはない。
「やっぱりこの学校に赴任してきてよかったです。陽葵先生とも会えた…の…桜木…先生…?」
驚きの表情をしながら、私を桜木先生と呼ぶ高橋先生を不思議に見ていると、視線は私ではなく私の後ろを見ていることに気がつく。
そして、横に立っている小林先生まで口をポカンと開けて驚いていた。