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ずっと傍に……
第37章 時の流れ…
「千佳が納得してるならいいけど…ねぇ?陽葵」
いきなり同意を求められて苦笑い。
そんな私を見て、千佳は何かを感じ取ったんだろう。
「陽葵や咲を見てて、子供がいる人生もいいなっては思うよ。でも…私がママ??仕事より子供や家族優先?って思うと想像つかなくて…子供ができなくても私が良いって言ってくれる人もいるんだよ。年齢も同じぐらいだから、定年したら世界一周しようとかも話してる。」
そう言って幸せそうに笑った。
「うん…千佳がそれで幸せなら私は何も言わないよ。今度、その彼氏に合わせてね」
「うん。向こうも陽葵や咲に会いたがってたよ。」
「千佳は男運ないんだから、私たちが吟味しないとね。変な男だったら別れさせるからね」
意気込んで告げる咲に、笑いが巻き起こる。
誰もが千佳の未来を心配して、ただ幸せになって欲しいと願う。
それは誰に対しても思う事。
私に係った人たちが幸せになればいいと思う。