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ずっと傍に……
第37章 時の流れ…

「俺、違うクラスだったから知らないけど…何って言ったわけ?」

「そっか…大地くん、違うクラスだったよね」

ずっと一緒にいるから同じクラスだと思ってたけど、大地くんと同じクラスだったことは一度もない。
だから知らなくて当たり前だった。

「お化けや宇宙人を信じるかって質問だったよね。ちょうど流行ってたから。」

「そうそう。そして友紀也さん言ったんだよね。見えるモノだけが全てじゃない。私たちが全てを理解しているのは驕りであり傲慢な考えだって。これからキミたちは色々は不思議なことに遭遇するだろう、その時はあり得ないではなく、それを受け止めて欲しい、そこから未来は広がるって…。あまり意味も分からなかったけど心に残ってた…――――…もし、ユキさんが20歳の友紀也さんだったら、友紀也さんは未来を知ってるってことだよね。だったらさ、陽葵が迷わないように、友也くんを産むときに迷わないように残した言葉じゃないのかな。陽葵の話を聞いてそう思った。」

咲の言葉は私の言葉を信じてくれたからこその言葉だった。
それが嬉しくて涙が零れ落ちると、そっとその涙を拭ってくれる。
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