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第37章 時の流れ…

『友紀也へ

いつも誕生日に送っていた手紙が、今日、貴方の手元に届いたことに驚いていますか？
今日はどうしても伝えたいことがあったから手紙を書きました。


友紀也…
高校入学おめでとう。
友紀也が通っている高校は学ランかな？それともブレザー？
友紀也はお父さんに似てかっこいいから、どちらも似合うでしょうね。
直接見ることが出来ないのが残念ですが、お父さんの高校生の時の写真を見ながら、大きくなった友紀也を重ねています。
どんな高校生活を送るのか、お母さんの方がドキドキしています。
友紀也の性格は良く分かっているつもりです。
無理に友達を作らなくてもいいですからね。
たった一人でもいい…
心から信頼できる人に出会えたら、何百という友達より価値があるということを忘れないで。
そんな友達ができることを願っています。』