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ずっと傍に……
第38章 引き継いだモノ…
ぶつぶつと情けないことを言いながら、それでも性教育に熱心なことは知っている。
友也も教師になり、友紀也の目指す教育を引き継いでくれた。
学校は違えども、その学校で同じような授業をして避妊の大切を話している。
それでも、男性と女性とでは保護者の受け取り方も違うようで苦労しているらしい。
だからと言って、私がどうこうできることではない。
色々な経験をして自分に合った性教育ができればいいと願っている。
「真摯に向き合っていればきっと分かってくれるから。お母さんもここまで来るのに簡単じゃなかったわよ。悩んで苦労して…やっと理解して話を聞いてくれるようになったの。人がしない事をしてるんだからね。」
「分かってるよ。ちょっと愚痴っただけ。俺は俺なりにやってるから心配しないでよ。」
そうにこやかに話す友也を見て、ほっとする。
いくつになっても、甘えたがりで寂しがりな所は変わらなくて、それで大丈夫なのかと心配になった事もあった。
だけど、良い人を見つけて結婚して落ち着いている姿を見ると、手が離れてほっとすると同時に寂しさも感じていた。
友也も教師になり、友紀也の目指す教育を引き継いでくれた。
学校は違えども、その学校で同じような授業をして避妊の大切を話している。
それでも、男性と女性とでは保護者の受け取り方も違うようで苦労しているらしい。
だからと言って、私がどうこうできることではない。
色々な経験をして自分に合った性教育ができればいいと願っている。
「真摯に向き合っていればきっと分かってくれるから。お母さんもここまで来るのに簡単じゃなかったわよ。悩んで苦労して…やっと理解して話を聞いてくれるようになったの。人がしない事をしてるんだからね。」
「分かってるよ。ちょっと愚痴っただけ。俺は俺なりにやってるから心配しないでよ。」
そうにこやかに話す友也を見て、ほっとする。
いくつになっても、甘えたがりで寂しがりな所は変わらなくて、それで大丈夫なのかと心配になった事もあった。
だけど、良い人を見つけて結婚して落ち着いている姿を見ると、手が離れてほっとすると同時に寂しさも感じていた。